竹沢製茶 静岡の製茶問屋、ODM / OEM

News

お知らせ

茶の動向

激化する抹茶市場:日本茶商の生き残り戦略とは?

年が明けてからもお茶の話題の中心は抹茶に関することが多いようです。輸出が相変わらず好調で欧米中心だったものが最近は中東の伸びが大きく南アジアにマーケットを求める商社も増えています。国内では一部がブランド銘柄化して入手が困難な状況が続き、インバウンドで行列ができる飲食等盛況状態です。お土産としても抹茶の需要は高く立地に恵まれた店舗では一年を通して求められています。

鹿児島では抹茶需要に応えて新規の碾茶工場の増設が進んでおり現在操業中が19工場、補助金申請中が3工場と勢いは止まりません。鹿児島では一番茶の生産量八千五百トンのうち碾茶が三割、二千五百トンにまで増え、やがては半分が碾茶、ということになるかもしれません。

年が明けて海外への商談に向かう商社も増えています。抹茶ブームが何時まで続くのか?海外の産地との競争が本格的に始まるのは何時なんだろうか、投資した設備の回収は間に合うのか等々です。中国貴州省では一万トンまで生産を増やして世界一の抹茶産地を目差しており、オーガニックで品質も年々向上していて、他にベトナム、タイでも生産が始まっており日本にとって脅威であることは間違いありません。

世界はお茶ブームで沸いています。私達日本の茶商に足りないもの、コトは何なのでしょう。

この記事をシェアする