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二番茶高値! 需給バランスと夏の商機:お茶業界に激震

記録的な安値で終了した一番茶を受けて静岡の二番茶が生産されました。来年の一番茶に備えて台を落とした畑も多くみられ、JAの指導でのミル芽摘採、夜温が低い為の成長抑制、一番茶後半の芽の伸ばし過ぎの反動、等々あり生産量は30~40%程平年より少なくなる見通しです。その為、殆どの商社が一番茶の最終価格からスタートするものと思っていた二番茶が予想外の高値での取引きとなり量が少ない為に分け荷となって相場が維持し続ける状況となりました。

結果として一番茶の後半よりも全ての二番茶が高く取引きされることになり、相場はやはり需給バランスが基本で、そこに人の欲という思惑がからんで成り立つものなんだということを改めて思い知らされました。竹沢は一番茶を最後まで買い進みましたので、在庫の過不足は生じていませんが、安価になるであろう二番茶を予想していた多くの商社は予定数量の確保が出来ない状況と思われます。

今年の梅雨は短かく、昨年以上の暑い夏になりそうな予報が出ています。夏は水分補給の為に水出しのお茶を体験してもらいやすい時です。新しいお茶ファンをつくる絶好の機会ですので店頭での冷茶のサービスをしてお茶の価値の体験が出来るようお願いしたいと思います。売る為の試飲ではなく、感動体験になる様な試飲が出来ると理想なのですが。

代表取締役 竹澤重人

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