|茶の動向
2023年今年の二番茶❕
二番茶が遅場所を除いてほぼ終了し、一番茶の流れを受けての減産で着地しそうです。一茶で霜害を受けた畑は刈り落とされ、中刈更新の割合も増え、後半はタンソ病、ウンカ、ハマキ、ホソガ等の影響を受けた畑も鹿児島、静岡共に多く見られました。傷み葉が混入し、水色に赤みを帯びたものが目立ち、鹿児島では四百円を下回るものもみられる厳しい取引きとなりました。ドリンク向け原料は底堅い需要があり、各産地工場との直接取引が大きく増えているのが現状ですが、一般取引きも堅調の様です。静岡では特に山間部の普通蒸しの減産が顕著となり仕入れが困難な値段帯も出てきて、平野部の蒸しの深いお茶と比べて需給バランスの逆転が起こってきています。
代表取締役 竹澤重人